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blog 大会情報 日本フットゴルフ協会

フットゴルフ国際大会2018 Vol.8

投稿日:

JAPAN FOOTGOLF INTERNATIONAL OPEN 2018 Supported by SHIELDS

本大会で2位タイ、そしてメジャー大会日本人最高位となった冨沢和未選手の大会スペシャルインタビューをお届けします!

(フットゴルフマガジン[以下FM])
冨沢選手、まずは4日間お疲れさまでした。そして2位タイおめでとうございます!!
メジャー大会最終日最終組。他の4人はヨーロッパで活躍する選手たちです(ワールドツアーランキング1-3位と8位)。
そして首位スタート。二日目を終えた時点で最終日の意気込みを聞かせていただきましたが(Vol.6→コチラ)、当日フライトメンバーを実際に見て、心境の変化はありましたか?また1番ホールのティーに立った時の心境は覚えていますか?

(冨沢和未選手[以下T])
やはり世界ランキングの1~4位の人が普通に目の前にいてこれから僕を含めて5人で一緒にラウンドすると思ったら圧倒されました・・・
コースを把握してきて2日目・3日目と巻き返しにくるのは想定していたので、1日目・2日目でもっと差を開いて逃げられてればなぁと正直思ってしまいました(笑)
1番ホールのティーに立ったときは、「離されないよう尻にしがみついていってやるから見てろトッププレーヤー達~」と鼻息を荒くしてました!

(FM)
スタートホール1番がボギーで、周りはバーディーやパー。
フットゴルフもメンタルスポーツと言われていますが、焦りはありましたか?

(T)
自分の中では1打目はまずまずのところにいったので、2打目をいい位置に置きに行けると思ってバンカー越えショートカット狙いで2打目を蹴りました!
・・・が、キックミスでバンカー奥の縁に当たりボールが戻ってきてしまいました(笑)
なので、3打目は2打目と同じことを蹴ることになってしまいいきなり出遅れました・・・
2日目までに貯めた貯金を1ホール目で使ってしまった感じで正直自分に引きましたね(笑) 

(FM)
4番で全員がスコアを落として、今回のコースでバーディーが欲しいホール5番、6番、7番でしっかりとバーティーが取れました。
メンバ唯一の3連続バーディー。この3つのホールで3つ取れる自信はありましたか?
どんな事を考えてプレーしましたか?

(T)
1日目と2日目も6番と7番は少し強気の2打目を打てば取れていたので自信はありました!7番はイーグルの秘策もありましたが3日間通してその秘策は成功しませんでした(笑)
5番も1日目は強気の2打目に挑戦して取れていたので自信はありましたが、1打目を他の4人が飛距離めちゃめちゃ飛ばしてくるので負けずと力んだら意外にもめちゃめちゃいい所にとまり、2打目で攻めたらフラッグに当たり弾かれました(笑)
最終日は他にも超ロングパット的なのが3回フラッグに弾かれてるのでそーゆー日だったんだと思います!

(FM)
ハーフ終了時点で、6アンダーで首位タイ。想定内でしたか?

(T)
1日目・2日目もハーフ終了までで稼いで後半耐えてきてたのでハーフ終了で首位のままいる予定ではいましたが、この日はスコアが前半で延ばせなくてこれが最終的に勝てなかった要因だと思います!
ハーフ終了した時点で他の4人も良くなかったので不幸中の幸いだったのですが、後半暴れてくるのはわかっていたので正直焦っていました!この時点で2打差先行していないと厳しいなと思っていました!

(FM)
ベン選手が10番のイーグルと12番のバーディーで首位に並び、14番終了時点で3人が7アンダーで並ぶ展開でした。
ベン選手に追いつかれたのは気付いていましたか? 気付いた時、何か意識したことはありますか?

(T)
ベン選手はハーフ終了時点で離れたと思っていたのですが、その10番と12番で簡単に2打差3打差を詰められる武器があるのをマジマジと思い知らされ、他の3選手よりこの追いつかれた時点で恐怖を感じました・・・
15番からアプローチが良ければ大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせながら自分を落ち着かせていました! 

(FM)
15番パー5のロングホールは向かい風が強く、日本でも屈指のロングキッカーの冨沢選手でも苦戦した聞きました。
そしてこのホールはボギー。一方ベン選手はバーディー。 2打差になった事は知っていましたか?
残り3ホールをどのように回ろうと考えていたのでしょうか? 周りの選手が飛ばすと、負けじと力んで蹴ってしまうとミスキックになることが良く見られます。 冨沢選手は飛ばす選手に対して意識してしまう方ですか?

(T) 
15番は2打目をかなり下まで転がすワープコース的なのがわかっていたのですが、3日間通してそのコースにもっていくことはできず3打目をクリーク越え手前に全て捨てて寄せていました!
ベン選手と他2人の選手は3打目を普通にクリーク越えにきて、ベン選手はその3打目がオーバーしすぎてカップ奥に落ちていったのですが返しを普通に沈めてバーディーを穫ってきました!
一方の僕はというと、4打目をクリーク越えで3日間ともそんなにはカップに寄せられずパーパットを3日間とも外しています・・・
僕の場合は回りの選手が飛ばしても焦らず、蹴ってみてどのくらい差がでるかな~みたいな感じで蹴ってみて、実際にそんなに差がなく止まったホールや差が出てしまったホールでも自分の中での攻め方は変わらないのでそんなには意識はしないです!
ただ、そんなに蹴れてずるいなぁと毎回差がでたときは横目で僻んでます(笑) 

(FM)
17番で2位だったディアン選手(スロバキア)がトリプルボギーを叩き、首位のベン選手と3打差の単独2位で最終18番ホールを迎えましたね。 どんな心境だったのでしょうか?

(T) 
今まで初日から守ってきた首位を奪われたので、ベン選手だけを意識して3打差で迎える最終ホールに神頼みをしていました(笑)
さすがにこのトリプルボギーを見て最終ホールでディアン選手とスコア並ぶとは思ってもいなかったのですが、最終ホールは取りあえず先に2打目を打つことになると思っていたので2打目を直接狙うことだけを考えていました!強気で蹴ったのですが、1日目と2日目と違い乾いたコースで思いのほか上から垂れてこなくて終わったーと思いました・・・
自分のボールをマークして後の4選手の2打目を見ていたら、最後の最後での寄せの精度が素晴らしかったですね~(笑)
いろんな感服していて迎えた3打目を集中力切らしミスして落とし、返しの4打目もキックミス・・・からの5打とまさかのディアン選手に自ら追いつかせてしまいました(泣) 

(FM)
ワールドツアーメジャー大会の日本人最高位2位タイで大会を終えましたが、最後のパットが決まった瞬間は何を想いましたか?どのような感情が湧き上がりましたか?

(T) 
パットが決まった瞬間はそれまで優勝争いと健闘できていただけにギャラリーの目の前で情けない最後の姿をさらけ出して恥ずかしくて仕方なかったです・・・
フットゴルフは1つ1つ同じホールで勝負してはいけない!
自分が穫れるというか穫らないといけないホール、自分が耐えないといけないホール、置き所止まり所が良くチャレンジすることができるホール、また捨ててスコアを落とさなければいけないホールを自分で把握して、自分の技術と、そのときそのときの自分の疲労状態のHP(ヒットポイント)を考慮して戦わなくてはなりませんので、そのマネジメント通り出来なければ他力本願に頼らざるをえません・・・
あの時こうにできていれば~とフットゴルフ特有の「たられば」の感情が沸き上がりましたが、そんなこと言ったってそれが自分の実力だから仕方ないなぁと肩を落としつつ切り替え、それでもこの大会で2位ってすごいことだと3日間の夢から覚めた信じられない感じもありました(笑)
この瞬間を大事にしたいなぁと、頭で考えるより心と身体で感じることができました!
1日目・2日目と首位で夢の中にいた感覚でしたからね!
自分が思ってた通りにいけば、それはそれで嬉しいのですが、物事が自分の思い通りにいかなくて、このように最終ホールに集まっていた素晴らしい仲間たちと、今この場に立てていることが僕にとって一番嬉しいことなんだなぁとその場の空気にベン選手がウイニングパットを決めた後は和んでいました!

(FM)
最後に今後の抱負を聞かせてください。

(T) 
今回のメジャーでもそうですけど、毎回毎回の終着点は僕にはそんなに重要じゃないんです・・・
この足でボールを蹴るスポーツの旅の途中で、どれだけ楽しいことをやり遂げているかが大事なんで、どれだけ楽しくボールを蹴れたか、どれだけ真剣にボールと一緒に遊べたか、自分が関わったことで誰かの何らかの一歩になれたか、終わった後に必ず相棒のボールに楽しかったかぃ?と胸張って聞けるように、また「頑張ります!」ではなくて「頑張りました!」と言えるように小さくても大きくても全てのことに全力投球して「エンジョイ♪」を感じていきたいですし届けていきたいです!
なので一週間後の群馬でのコンペ(9/16日の群馬カントリーカップ、9/17月の美野原フットゴルフコンペ)が成功することが短いスパンでの目標ですし、フットゴルフをエンジョイでプレーする人たちをいろんなアクションを起こして増やしていくこと、そして今回のような最高峰の競技大会を目指す競技志向選手を増やしていくこと、競技志向選手を育成していきたいです!
その中で自分自身、選手とコーチの2人の自分が自分の中に混在していますので上手にその2人が二人三脚して自分の競技力を高めていけたらと願います!
その自分の競技力が各々のタイミングに合えば素晴らしい仲間たちと素晴らしい大会にこれからも挑戦していきたいです!
また今日から、スポーツをする楽しみ、見る楽しみ、応援する楽しみを伝えていきます! 

(FM)
冨沢選手、ありがとうございました。
これからの活躍も期待しています!

地元群馬で積極的にフットゴルフの普及活動を行っている冨沢選手。強面な顔とは裏腹におちゃめな一面もあり、そのギャップが愛されるキャラクター。2015年と2016年の日本チャンピオンで、日本では無類の強さを誇る一方、日本代表として出場した第2回ワールドカップなどの海外の国際大会では力が発揮できていません。いつその殻が破れるのか?海外でも「エンジョイ♪」を感じて、殻を破って欲しいです。

日本のトップ選手として今回のように好成績を残すこと、そして普及活動を通じてもっともっと日本のフットゴルフ界を引っ張って行って欲しいですね。フットゴルフマガジンもフットゴルフ普及の一端を担いたいと思っています。


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