日時:2018年3月24日(土)
会場:TBC太陽クラブ(栃木県小山市)
出場者:68人(男子:55人、女子:4人、シニア:9人)
大会スコアボード:https://fgranks.com/fifg/torneos/japan-the-34th-japan-open/
過去最多出場者数となったジャパンツアー2018開幕戦「第34回ジャパンオープン」。午前と午後に分かれて大会が行われました。
開幕戦に相応しい天気で、全選手が1番からスタート。本大会は常設コースのティーは使わず、ジャパンオープン仕様のティーポジション。このセッティングは昨年のジャパンオープンファイナルと同じで、常設コースのフロントティーとバックティーの間か、フロントティーより前にセッティングされていました。更に常設コースはパー68ですが、6番と15番が常設コースとは異なるパー3に設定され、パー66で大会が行われました(※大会スコアボードは68となっていますが、66の間違いです)。
まだ冬芝のためボールが転がり、特にTBC太陽クラブのカップは傾斜地にあるホールが多く、かつ芝が剥げていることもあり、パットに苦しむ選手が続出。昨年のジャパンオープンファイナルで優勝した小林隼人選手のスコアが5アンダーだったので、このスコアが一つの目安となりました。
午前の部は、山縣祐人選手と田中雄太選手が3アンダーで暫定首位に立ち、午後の部の結果を待つことになりましたが、3アンダー以上やタイの選手が現れず、両選手によるプレーオフとなりました。
プレーオフは18番ホールで行われ、山縣祐人選手は3打目をグリーンの奥約5m、田中雄太選手はグリーン手前約3m の位置に付け、共にバーディーチャンス。
18番のフットゴルフグリーンは芝が剥げていて、なだらかな傾斜があるため、グリーン上は速くて難しいカップ周りの一つ。ゴルフルール同様、カップから遠い選手が蹴ります。山縣選手は決めてプレッシャーを掛けたい状況で、難しい下りのパットを決める!外れれば負けというプレッシャーが掛かる状況の中、しっかりと田中選手も決めました!
最後はブラインドアプローチによるプレーオフとなりました。ブラインドアプローチとは、主催者が決めた位置からアプローチして、ボールがカップに近い選手が勝者という方法です。後に蹴る選手が先に蹴った選手の止まった位置が見えてしまうので、公平性を保つために後の選手は後ろ向きになり、ボールの止まった位置が見えないようにします。これがブラインドの意味です。またギャラリーが声を出してしまう事も公平性が保てなくなるため、出さないようにしてもらいます。
一回目が協会の不手際により無効となり、蹴る場所を変えて二回目の末、山縣選手が開幕戦を制しました。山縣選手は約2年半ぶりのジャパンオープン優勝。おめでとうございます!
2018シーズンより明確に男子、女子、シニアの3カテゴリーに分かれ、それぞれで表彰が行われました。
ジャパンツアー2018第2戦「第35回ジャパンオープン」は4月22日(日)に群馬カントリークラブで行われます。すでに参加申し込みが始まっています。関東地域で初めて18ホールコースを開設した群馬カントリークラブ。長いホールも多く、名物の超打ち下ろしホールも魅力の一つ。大会概要は日本フットゴルフ協会の以下ページをご確認ください。
https://www.jfga.jp/35th-japanopen
今回過去最高の出場者数となったジャパンオープン。アジアカップやワールドカップなどの日本代表選考も兼ねているため出場者増となった印象ですが、日本のレベルアップのためには競技者を増やすこと、フットゴルフができるゴルフ場が増えることも必要と思っています。しっかりと地に足をつけて進むと共に、この波に乗ってこのポテンシャルの高いスポーツ「フットゴルフ」を日本で広げるために一役担えるように頑張ります。