以前紹介しましたが、フットゴルフはゴルフやテニスのようにワールドツアーが行われています。主催しているのが国際フットゴルフ連盟(FIFG|フィフグ)です。ワールドツアーの最高峰大会を「メジャー」と呼んでいて、今シーズンは4大会(アメリカ5月、イタリア7月、イギリス8月、アルゼンチン11月)行われます。
メジャー大会の一つ「THE UK OPEN」がイングランドの<Magnolia Park>で、8月29日から9月1日までの4日間(練習1日、競技3日54ホール)で行われ、日本人選手が6名(大塚有尋選手、清水芳忠選手、木村勝選手、前田春香選手、安村翼選手、和志武亮選手)出場しました。
カップの位置が昨年行われた第3回ワールドカップモロッコ大会のようにゴルフグリーンを通した先にあるホールが多く、しかもカップ奥はバンカーや急傾斜になっているため、非常に難しい設定でした。またイギリス特有の風が日や時間によって目まぐるしく変わり、かなり影響を受けていました。(写真提供:大塚有尋選手)
コースの総距離を見ると長いようには見えませんが、。
HOLE | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | Out | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | In | Total |
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YDS | 260 | 95 | 115 | 230 | 185 | 210 | 80 | 160 | 150 | 1485 | 110 | 200 | 120 | 260 | 70 | 370 | 130 | 180 | 160 | 1660 | 3085 |
PAR | 5 | 3 | 4 | 5 | 4 | 4 | 3 | 4 | 4 | 36 | 3 | 5 | 3 | 5 | 3 | 5 | 4 | 4 | 4 | 36 | 72 |
一般の部は、2日目に昨年の覇者 Antonio Balestra(フランス)が首位に立ち、最終日もこの日のベストスコアに一打差に迫る素晴らしいプレーを見せ、大会二連覇を果たしました。現在ワールドランキング1位の Ben Clarke(イギリス)は自国大会優勝を目指して2位タイスタートでしたがスコアを伸ばせず、16番のトリプルボギーが響いて4位タイ。プレーオフの末、5位でした。
シニアの部は、Laurent Guenaire(フランス)が初日から首位を守り抜いて優勝。レディースの部は、2日目に首位に立った第3回ワールドカップモロッコ大会優勝の Sophie Brown(イギリス・イングランド)を1打差で追う Jen Broughall(イギリス・ウェールズ)が最終日に逆転し、見事優勝。18番の長いパーパットを決めていなければ Sophie とのプレーオフでした。
本大会には全カテゴリー選手を合わせると189人が出場し、そして英米対抗戦【JANSEN CUP】が後日開催されることもあり、アメリカ人選手が多数出場してハイレベルな大会となりました。