長かった今回のツアーはこの日がプレー最終日。
首の皮一枚で初日予選を通過し、迎えた個人戦決勝18ホール。
決勝のコースは「タイガーウッズ」。
「ミッシェル・プラティニ」コースよりも前日のスコアや感触も良かったが、嫌らしい場所にカップがあり、思い通りにマネージメントができていなかった。
6/12 午前個人決勝ラウンド(7オーバー)
15番(166m パー4)からスタートし、16番(151m パー4)で20m 近い長めのバーディーパットを決めて良いスタートが切れたと思いきや、17番(161m パー4)はボギー。初日にバーディーを取った18番(59m パー3)はティーキックを失敗し、池ポチャ。リカバーできずダブルボギー…
その後も我慢できず2番(150m パー3)、5番(158m パー3)、6番(126m パー3)でスコアを落としていく
7番(176m パー5)ロングはニ打目で池手前に寄せ、三打目で池に浮かぶ島(グリーン)を狙うのがセオリー(ワールドカップでいうなら12番)。カップ位置は池に近く、長く角度のある傾斜の下側にあるので、傾斜に乗り過ぎるとカップを通り過ぎ池に落ち、左右にオーバーし過ぎるとこちらも池行き…
ニ打目までは予定通りでしたが、三打目を強く当てすぎ、左奥にオーバーして池ポチャ。この種のキック精度が低い。池に入った場所からの五打目は急傾斜の上りからの下りライン。弱すぎると上らないし、強すぎるとカップを越えてまた池に入る可能性大。
慎重にかつ大胆に。ギリギリで上りきったが、下りラインに入った途端ボールはコロコロと転がりながら速度を増し、カップから1m以上離れたとことを通り、池手前のラフでなんとか止まりました。六打目は打ちきれず、結局ダブルボギー
残り7ホールの時点で7オーバー
この日が今回の遠征最後の個人戦。悔いのないフットゴルフをしようと奮い立たせ、8番(70m パー3)、10番(182m パー5)、11番(163m パー5)でバーディー!
残り3ホールの時点で4オーバー
12番(155m パー4)はパーも、13番(250m パー5)で痛恨のボギー
13番は2つの川を越えるホールで、ティーキックで1つ目、二打目で川近くまで寄せて三打目で2つ目を越えるのがセオリー。パーで十分と思っていたが、三打目をミスキック。四打目からは打ち上げで、しかも目の前にはバンカーやピン手前にコブがあって、右足で直線的に蹴れない状況。迷わず左足を選択するも、距離感と強さが正直分からない。左足から放たれたボールはピンに向かうもオーバーして奥の林へ。ピンが見えない中のパーパットは外れてボギー。
残り1ホールの時点で5オーバー
泣いても笑っても個人戦最後のホール14番(177m パー4)は更に痛恨のダブルボギー。
比較的広いフェアウェイゾーンにもかかわらず、長めホールで飛ばそうという意識が無意識に働き、また肉体的な疲れもあった。案の定引っかけて蹴ってしまったボールは左の林の方へ転がり、幹下までびっしり枝葉が生える木の根元で止まった。助走をつけて蹴れる状態ではなく、少し前に出すのが精一杯で当然三打目でも寄せられず。長く残ったパーパット、この日は狙いました。結果かなりオーバーしてしまい、返しも決まらず、結局ダブルボギー。
個人最終日は4バーディー、5ボギー、3ダブルボギーのトータル7オーバーで終了
個人最終ホール、いつもならボギーで良しと割り切っていた。でもこの日は攻めれるところは積極的に攻めようと。今年1月のフットゴルフワールドカップに出場した際、3日間で7つしかバーディーが取れなかった。1日で7つバーディーを取った日本人もいた。スコアをまとめるために無難なプレーを選ぶことももちろん必要だけど、スコアを伸ばすため、勝つためにはリスクを冒して攻める必要性を帰国後強く思っていた。しかし、3月から始まった JFGA TOUR 2016 ではリスクを冒すことができなかった。
以前国際大会でしかできないチャレンジについて書きましたが、今回もそれに当てはめました。ただ、攻めどころの判断はまだまだ経験不足。無謀なプレーではスコアも気持ちも崩れてしまう。紙一重の部分ではあるので、これから磨きをかけ、攻めどころ、勝負どころでしっかりと力が発揮できるよう練習、そしてトライアル・アンド・エラーです。
フレンチオープン優勝は、地元フランス人アレックス(Alexandre Richer)。
54ホールでトータル13アンダー。2位に6打差をつけての優勝。このコースなら地元の利があったかも。それでもこの2つのコースで13アンダーはスゴい。150人位参加して、アンダーでラウンドした選手はたったの12人。また大きな目標が見つかりました。
フットゴルフの旅はまだ始まったばかり!
午後は和志武選手とコンビを組み、チーム戦。その話は後日お伝えします。
アラコ