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blog 大会結果 日本フットゴルフ協会

【大会結果】第3回フットゴルフアジアカップ

投稿日:

2019年11月18日~21日に第3回フットゴルフアジアカップ(正式大会名:2019 YAMAHA FOOTGOLF ASIA CUP AUSTRALIA 2019)がオーストラリア・ニューサウスウェールズで行われました。前大会(2018年中国開催)は日本、中国、台湾、韓国の4ヶ国でしたが、本大会はオーストラリアとマレーシアが加わり6ヶ国が参加。

日本代表は日本フットゴルフ協会が選出した18人(一般:10人、シニア:4人、女子:4人)が出場しました。初代表選手は一般2人、女子1人。なお、代表選出基準は以下の通り(日本フットゴルフ協会公式サイトより引用)

<2019 ASIA CUP選考基準>
1、ワールドツアーランキングポイント(2019年10月31日時点)日本人上位者
2、日本フットゴルフ協会推薦枠
※出場枠数は参加各国協会と調整中です。選出対象者が代表辞退した場合は、次点の選手が選出される場合があります。
※1、2ともに日本選手出場枠数の半数(一般、シニア、女子全カテゴリー共通)

大会は各カテゴリーで個人戦(3日間54ホールズ・ストロークプレー)と団体戦が行われました。会場の「HORIZON GOLF RESORT(ホリゾンズ・ゴルフ・リゾート)」はカンガルーなどオーストラリアを代表する動物がコース内に現れるゴルフ場。レアなコアラを見つけると幸せになれるとも言われています。

2019 Yamaha FootGolf Asia Cup Facebook ページより引用

本大会のコースはワールドカップ2018個人戦で優勝した Matias Perrone(マティアス・ペローネ)が設計を担当。”Green Course”と”Gold Course”の2コースが用意され、個人戦の初日は”Green Course”、二日目と最終日は”Gold Course”で行われました。両コースの様子はアジアカップ2019公式サイトで見ることができます(https://www.footgolfasiacup.org/the-course/(外部リンク))。

個人戦初日+団体戦2戦

現地11/19から始まった個人戦初日はアンダーパーの選手が一人も出ず、”Green Course”は難易度が高かったことが窺えます。個人戦18ホール終了後に団体戦が行われ、1日で最大36ホールプレーした選手がいました。

団体戦日本チーム(一般)は初戦韓国チーム、そして台湾チームにも勝って二連勝して幸先良いスタートを切りました。以下団体戦のレギュレーション。女子は行われず、一般とシニアそれぞれのカテゴリーで行われました。

<予選リーグ>
・6ヶ国総当たり(各国1回ずつ対戦)
・勝ち:3P、引分:1P、負け:0P
⇒各マッチの勝敗数を比べて、対戦の勝敗を決める
・1対戦9ホールのマッチプレー(ホール毎にスコアで勝負を決める方式)
⇒一般7マッチ:シングル4、フォーサム2、フォーボール1
⇒シニア3マッチ:シングル2、フォーボール1
※シングルは1対1
※フォーサムは1つのボールを2人で交互に蹴る
※フォーボールは2人がそれぞれのボールを蹴り、良いスコアを採用

<決勝ラウンド>
・ ポイント総数1位と2位で決勝戦、3位と4位、5位と6位で順位決定戦
・18ホールのマッチプレー

個人戦二日目+団体戦2戦

翌日”Gold Course ”で行われた個人戦二日目、一般では初日3位タイに付けてこの日のベストスコアを出した安村翼選手が首位に浮上。同じくベストスコアを出した Deryn Knott 選手(オーストラリア)が2位、冨沢和未選手が3位に付け、トップ10に日本人選手5人がランクイン。

この日も団体戦が2対戦行われ、中国チームと引き分け、オーストラリアチームに勝利。トータル3勝1分(vs 韓国○、vs 台湾○、vs 中国△、vsオーストラリア○)。予選最後の相手マレーシアに勝てば決勝進出です。

一般個人戦二日目を終えてのトップ10

個人最終日

迎えた個人戦最終日。一般の最終組は日本人2人(安村翼選手と冨沢和未選手)とオーストラリア人選手2人。前半からオーストラリアの両選手が猛追を見せ、スタート時点で3打差だった Knott 選手が9番ホールを終えて安村選手と並びます。10番ホールで Knott 選手がダブルボギーを叩き、パーだった安村選手と2打差になりますが、4位スタートの Ackland Josh 選手がバーディーで3打差まで迫ってきました。

その後安村選手は2つスコアを伸ばし、Knott 選手はボギーなどでスコアを崩します。そして15番ホールを終えた時点で日没サスペンデッドとなり、翌日16番ホールからの再開となりました。
この時点で以下最終組の順位とスコア。残り3ホールでこの中から優勝者が出ることは間違いない状況でした。

(1位)安村選手:1アンダー
(2位)Ackland 選手:3オーバー
(3位)Knott 選手:7オーバー
(4位)冨沢選手:8オーバー

安村選手のインタビュー記事(リンク)に記載していますが、「15番ホールをホールアウトしたときから優勝のイメージができていた」と話し、残り3ホールでの4打差は安村選手にとって十分なアドバンテージでした。

個人戦最終日+団体戦予選・決勝

翌日早朝から残り3ホールが行われ、17番ホールでスコアを落とすも、他の選手はスコアを伸ばせず、最終18番ホールで素晴らしいリカバリーアプローチを見せた安村選手がパーセーブとなるウイニングパットをしっかりと沈め、第3回フットゴルフアジアカップを制しました。これで3大会連続で日本人が優勝となりました。

個人戦優勝の安村翼選手(写真提供:本人選手)

シニアは樫原篤弘選手が二日目を終えて中国人選手と首位で並び、最終日は最終組で優勝を狙ってスタート。10番ホール終了時点で2位に1打差を付けて単独首位でしたが、池越えの11番ホールのダブルボギーで逆転されます(中国人選手はパー)。本人曰く「力んでしまった」。続く12番と13番でもスコアを落として差が広がります。結局この差を埋めることができず、2位でホールアウト。今シーズンからシニアカテゴリーで戦う樫原選手ですが、価値のある2位だったと思います。

シニア個人戦2位の樫原篤弘選手(写真提供:本人)

女子は阿漕洋子選手が首位、2打差の2位に前田春香選手、3打差の3位に山野香織選手と大混戦で最終日を迎えました。9番ホールを終え、順位は変わらず、スコアは山野選手が1つ落とします。そして振り返るとポイントとなる10番ホール。阿漕選手が+4、山野選手が+2とスコアを崩す中、前田選手はバーディーを取って差を付けます(阿漕選手に3打差、山野選手に5打差)。

12番ホールのイーグルもあり、10-18番を1アンダーで回った前田春香選手が2019アジア女王に輝きました。

女子個人戦優勝の前田春香選手(写真提供:本人)

個人戦終了後、団体戦最後の予選リーグが行われ、日本チーム(一般)はマレーシアに勝利して、決勝進出。シニアは3位決定戦に回っています。
そして団体戦(一般)決勝の相手は開催国オーストラリア。18ホール(7マッチ)のマッチプレーは互いに譲らずドロー(3勝1分3負)。

【決勝各マッチ詳細】
<シングル(勝-分-負)>
△ 立花友佑選手(6-6-6)
● 桑田寛之選手(3-9-6)
● 田中雄太選手(5-7-6)
○ 安村翼選手(7-5-2)
<フォーサム(勝-分-負)>
● 木村勝選手&鈴木秀成選手(5-6-7)
○ 小林隼人選手&大塚高雅選手(7-5-1)
<フォーボール(勝-分-負)>
阿部敏之選手&冨沢和未選手(6-8-1)

1ホール(18番ホール)のみのプレーオフが行われ(フォーボールを除く6マッチ)、結果は残念ながら敗戦(1勝2分3負)となりましたが、予選リーグ(5対戦×9ホール)と決勝ラウンド(18ホール+1ホール)を合わせて合計64ホール戦った選手たちに大きな拍手を送りましょう。

【決勝1ホールプレーオフ】
<シングル>
△ 立花友佑選手
● 桑田寛之選手
△ 田中雄太選手
● 安村翼選手
<フォーサム>
● 木村勝選手&鈴木秀成選手
○ 小林隼人選手&大塚高雅選手

立花友佑選手 Facebook より引用

もう1つの団体戦(シニア)は台湾と3位決定戦(シングル2)に臨み、見事に勝利を収めました。

【3位決定戦(シニア)
<シングル(勝-分-負)>
○ 田中猛選手(10-4-4)
○ 工藤誠司選手(9-2-7)

工藤誠司選手 Facebook より引用

第3回アジアカップは3日連続で個人戦と団体戦を一日で行うという非常にタフ大会でした。そしてコースを2つ使用した本大会はワールドカップ2018を彷彿とさせました。ゴルフグリーン周りにカップがあるホール、予想以上に転がる芝など、日本では味わえないコースに今回出場した選手たちにとって非常に大きな経験値となったのではないでしょうか。

第3回フットゴルフアジアカップのリーダーボード。カテゴリーごとに順位が見られます。
https://fgranks.com/fifg/torneos/australia-yamaha-2019-footgolf-asia-cup?l=en(外部リンク)

アジアカップ後に行われた2019オーストラリアンオープン(11/22-24|2日間54ホールズ・ストロークプレー)【FIFG250】では、ワールドチャンピオンのマティアスが優勝、2位にアジアチャンピオンの安村翼選手、3位に冨沢和未選手が入りました。

Matias Perrone Facebook より

2019オーストラリアンオープンのリーダーボード
https://fgranks.com/fifg/tournament/torneo/1188?l=en(外部リンク)


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